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パター練習カウンタの製作

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ゴルフのパター練習機用に、練習した回数を数えるカウンターを作りました。(製作:2005/5/7)

1.はじめに

ゴルフのパター練習機でパター練習をしていたときの、家族の「練習回数が数えられるといいのにね」という発言がきっかけで製作しました。

2.設計/実験

回路は非常に単純で、ボールの通過を反射方のフォトインタラプター(TLP909)で検出し、そのパルスを2個の74HC390で10進カウントしたものを、74HC4511で7セグメントLEDに表示するだけです。2桁ですので、最大99回までしかカウントできません(私には十分な練習回数です)

  回路図(.pngファイル)   回路図(BSch3V用.ce3ファイル)

まずはブレッドボードで試作して実験します。02S.JPG - 14,237BYTESこの段階で、各種のアナログ部分の調整をします。写真の左端に見えるのがフォトインタラプターです。まずボール検出のための感度調整のため抵抗値を調整します。実際のゴルフボールを近づけて検出具合を確かめました。

ここでトラブル発生。ボールを一回近づけただけで、カウントが2〜3あがってしまいます。フォトインタラプタの出力にノイズ抑制用のコンデンサなどをつけますが、改善しません。実は、この段階では回路図のU4の74HC14を入れていませんでした。このため、フォトインタラプタのコレクタ電圧が74HC390のスレッショルド電圧付近で74HC390の入力が0/1を往復してしまい、誤カウントしていたものです。フォトインタラプタがアナログ部品であることをすっかり失念していました。気を取り直して、シュミット入力のU4の74HC14を入れて無事解決。

あとは、7セグメントLEDの明るさを見ながら電流制限用の抵抗R1-14の値を決めて実験終了です。

3.製作

72mmX47mmのユニバーサル基板に回路を組み立てます。

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写真では見にくいのですが、フォトインタラプターは7セグメントLEDの横(写真では下)の基板の端に外向きに取り付けてあります。ケースは名刺が入っていたプラスチックケース(廃品利用)です。ケースに余計な穴がひとつあいていますが、見なかったことにしましょう。右端の写真が、電源(右の黒い電池ボックス)を接続して動作させているところです。赤いボタンはリセットスイッチで、カウントが0に戻ります。

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パター練習機にはこんな具合にボールの戻り口にセット(横に置くだけ)します。

3.最後に

簡単なカウンターですが、パター練習が楽しくなって、腕がめきめき上がったかどうかは、ご想像にお任せします。


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(ページ作成:2007/3/17)

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